太子殿(浅間温泉)概要: 案内板によると「 明治31年浅間の職工により太子講を設立。その後他地区から入会者も増したので、寄付を集め大正11年太子殿を新築し聖徳太子像を祭り、大日如来・不動明王なども安置する。同14年に太子橋と石段を造る。現在会員45人、毎月21日に例会を開き相談する。 本郷地区景観整備委員会 」とあります。建物は木造平屋建、桟瓦葺、桁行3間、正面1間向拝付。聖徳太子は法隆寺(奈良県生駒郡斑鳩町)や四天王寺(大阪市天王寺区)の建立に携わった人物だった事から古くから建築や土木関係者から守護神として信仰されてきました。江戸時代に入ると上記に加え様々な職人からも信仰されるようになり全国各地で「太子講」や「太子会」といった組織や集まりが発生しました。浅間温泉の太子殿もこのような信仰の延長だと思われます。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-本郷地区景観整備委員会
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