湯薬師(浅間温泉)概要: この地は古くから温泉の源泉があった所で、全ての病を治す法薬を与える医薬の仏とされる薬師如来が祀られた薬師堂が建立されました。温泉の効能を頼った湯治客は薬師如来を信仰した為、温泉地と薬師堂は密接な関係にあり浅間温泉でも薬師堂が点在しています。江戸時代に入り、松本藩主が浅間温泉に浅間御殿(御殿湯)を設けた際には境内から湧き出た源泉を引湯、万治2年(1659)には当時の藩主水野忠職(従五位下、出羽守)が湯谷社を祀って湯薬師と名付けました。現在の御堂は明治31年(1898)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、桁行2間、妻入、1間向拝、華美な彫刻など無い質素な建物となっています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-本郷地区景観整備委員会
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