貞享義民社(安曇野市)概要: 貞享義民社は長野県安曇野市三郷明盛に鎮座している神社です。貞享義民社の創建は享保20年(1735)貞享騒動後50年忌に、多田家の庭に多田加助を祀る祠を建立したのが始まりと伝えられています。明治時代、自由民権運動が高まると加助らの行動が自由民権運動の先駆者として神格化され明治13年(1880)に隣接する敷地に加助の祠を移しさらに同じく貞享騒動に参加した12名の御霊を合祀しました。明治31年(1898)新たに社殿を造営し、御神体として水野家から加助の木像を寄進され、このを期に領主だった水野忠直の御霊も合祀しました(貞享騒動は水野忠直が松本藩主時代に行った増税政策によって領民が困窮した事を受けて発生した事から感慨深いところです)。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-貞享義民三百年記念実行委員会・貞享義民社奉賛講
|
|