市野川宿(麻績村)概要: 市野川は麻績宿と猿ヶ馬場峠のほぼ中間に位置する集落で正式な宿場町ではなかったものの番所が設置され、中心部には高札場、一里塚、御題目石碑、馬頭観音像等も設けられていました。宿場ではないので正式なものか分かりませんが明治初期まで旅籠が5軒あったそうです。現在も古い建物が点在しそれらしい雰囲気は感じれます。鎮守である市野川神社は創建が元慶4年(880)に勧請されたのが始まりとされる古社で、当初は猿ケ馬場嶺上に鎮座していましたが後に現在地に遷座しました。毎年9月に行なわれる秋季例大祭で奉納される神楽獅子舞、三面の舞いの神事は古式を伝える貴重なものとして麻績村指定無形民俗文化財に指定されています。
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