竹内家住宅(釜鳴屋:長和町長久保)

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概要・歴史・観光・見所
竹内家住宅(釜鳴屋)概要: 釜鳴屋(竹内家)は寛永年間(1624〜1645年)から酒造業を許可されていた家柄で、主屋の桁行が9間半(17.27m)、梁間10間半(19.08m)、建坪約100坪(330u)と長久保宿の中では大型な町屋建築です。江戸時代初期に建てられたとの伝承があり、伝承通りだと長野県最古の町屋建築という事になります。江戸時代、町屋建築の軒の高さが制限されていた為、明治時代に建てられた一福処濱屋と比べても軒が低く1階正面を下屋で張り出し、正面外壁両脇には「本うだつ(袖うだつとは異なり大屋根上部まで突き上げた形式)」を上げるなど同じ長久保宿の町屋とは一線を画す建物です。建物は木造厨子2階建、切妻、平入、桟瓦葺、間取は片側住居2例で、向って左側正面から「4畳」、「8畳」、「12畳」、「座敷(12畳)」、「物置」、中央正面から「見世(14畳)」、「居間(28畳)」、「中の間(21畳)」、向って左側が「通りにわ(土間)」で敷地奥まで通っています。竹内家住宅(釜鳴屋)は江戸時代初期に建てられた町屋建築の遺構として貴重な事から昭和53年(1978)に長和町指定有形文化財に指定されています。

又、竹内家に伝わる江戸時代後期から末期の天保年間(1830〜1843年)から安政年間(1854〜1859年)頃に作成された笠取峠立場図版木(縦26cm、横42cm)と明治2年(1869)に発行された宿場札(長久保宿だけで利用できた通貨。江戸時代末期、通貨不足を補う為、縮限通貨として4種類が発行され明治2年:1869年まで有効だった。)も貴重な事から昭和53年(1978)に長和町指定有形文化財に指定されています。

竹内家住宅:写真

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