宝栄寺(松本市)概要: 智海山宝栄寺は長野県松本市旭一丁目に境内を構えている真宗大谷派の寺院です。案内板によると「 宝栄寺は寛永19年水野氏に従って、三河の国吉田より松本の堂町に来た。次の城主戸田氏は、宝栄寺に書院畑八反五畝を寄進したので、そこに移転し松本城の鬼門を鎮護してきた。明和7年の大火で本堂は類焼したが城主の信仰も篤く、再建された欅造りの本堂の豪壮さは実に見事である。寺の宝物 岡田東虎の猫も描かれた涅槃図は有名である。 城東地区史跡保存委員会 」とあります。
松本藩は明治時代初頭に発令された神仏分離令とその後に吹き荒れた廃仏毀釈運動により多くの寺院が廃寺に追い込まれましたが、宝栄寺は残された数少ない寺院、明治5年(1872)に廃寺になった安楽寺から本尊などの仏像が宝栄寺が遷されています。宝栄寺本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行7間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。山号:智海山。宗派:真宗大谷派。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-城東地区史跡保存委員会
|
|