旧古田晁生家(辰野町)概要: 筑摩書房を創立した古田晁の生家。母屋、土蔵、庭園、門が当時のまま保存され現在は「古田晁記念館」として一般公開されています。土蔵2階と母屋2階は渡廊下で繋がれてる独特な平面構成で意匠的にも洗練され印象に残る場面を演出しています。土蔵は昭和初期に建てられたもので、土造2階建、寄棟、桟瓦葺き、桁行11m、梁間5.5m、外壁は白漆喰仕上げ(1階腰壁は海鼠壁仕上げ)、建築面積79u。渡廊下は昭和初期に建てられたもので木造2階建て、切妻、銅板葺き、建築面積12u、数寄屋風建築。門は昭和初期に建てられたもので、切妻、桟瓦葺き、一間一戸、腕木門形式左右袖塀付、間口1.8m。古田晁記念館展示室(土蔵)、渡廊下及び門は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成21年(2009)に国登録有形文化財に登録されています。
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