上田市: 妙見寺

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概要・歴史・観光・見所
妙見寺(上田市)概要: 鳴竜山密厳院妙見寺は長野県上田市下武石に境内を構えている真言宗の寺院です。妙見寺の創建は鎌倉時代初頭の文治年間(1185〜1189年)、当時の領主岳石三平胤盛が日頃から信仰していた大日如来と妙見尊を安置する為に一宇を設け、完光和尚を招いて開山したのが始まりとされます。当初は鳥屋に境内を構えていましたが、正応年間(1288〜1292)に小沢根に移り応仁年間(1467〜1468年)に現在地に遷されました。現在の妙見寺本堂は江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1764年)に15世弘算により改築されたもので、その際、狩野派の秀山信尹を招いて本堂外陣の天井絵(上下竜2頭)を描かせています。

案内板によると「 妙見寺の鳴龍は、応仁年間(1467〜1468)小沢根地積より移転改築の際、本堂外陣の大天井に組み込まれたもので、畳10畳分の大きさがる。龍は、狩野派の秀山信尹の筆により、上下2頭が画かれ、その龍頭の下で手を打つと見事な龍鳴を聞くことができる。日本の東西南北四か所にあった鳴龍を「日本四方鳴龍」と称し、東は日光山、西は京都相国寺、北は青森竜泉寺(焼失)南は信濃妙見寺のものを呼んだと言われている。また、鳴龍の四方には、中国の唐の時代から伝わっている。孝行の手かがみ24孝が、繊細なタッチで画かれている。 上田市教育委員会 」とあります。

妙見寺鳴龍は平成元年(1989)に上田市指定有形文化財に指定されています。境内正面(旧参道)にある「妙見寺の掌善掌悪の碑」は宝暦7年(1757)に建立されたもので高さ158cm、幅50cm、厚さ35cm、向って右側の碑には「掌 善」、左側の碑には「掌 悪」と刻まれ妙見寺の境内に結界を張っています。「妙見寺の掌善掌悪の碑」は平成6年(1994)に上田市指定文化財に指定されています。山門は三間一戸、切妻、桟瓦葺き、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁、高欄付、楼門中部四十九薬師霊場第5番札所(札所本尊:なで薬師・ボケ薬師)。山号:鳴竜山。院号:密厳院。宗派:真言宗。本尊:大日如来。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-上田市教育委員会

妙見寺:写真

妙見寺
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