金毘羅宮(渋温泉)概要: 農耕の神として金刀比羅宮(香川県琴平町)の分霊(大物主命・崇徳天皇)を勧請されたもので雨乞いに御利益があると伝えられています。現在の社殿は江戸時代に建立されたもので、入母屋、銅瓦棒葺(元茅葺?)、妻入、桁行1間、梁間1間。一般的に金比羅神は航海の神、船の神など所謂、海神とされ主に海上交通や海運、漁師などから信仰され海上から目立つ山頂などに社殿を設けて祀られていました。しかし、海神は水の神でもあり、水神=龍神としての一面も持つようになりました。その為、農民達は金比羅神を龍神として信仰し、雨乞い、五穀豊穣に御利益があるとして信仰しました。渋温泉は海とは全く関係ない土地ですが以上のことから勧請したと思われます。
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