【 概 要 】 懐古神社の前身である火魂社(荒神社)の創建は小諸城が築城された際、城主である大井氏が城の鎮守社として勧請されたのが始まりとされます。その後、天正12〜13年(1584〜1585)に当時の城主松平康国が小諸城の改修工事を行った際、紅葉谷から後光を放つ木造天神像が出現し、吉兆と悟り火魂社(荒神社)の隣に社殿を造営し天神像を祭り天満宮が創建されました。両社とも小諸城の鎮守社として歴代城主から崇敬庇護されてきましたが明治4年(1871)の廃藩置県により小諸城は廃城になると衰退の憂いを招きました。明治13年(1881)、小諸城が払い下げになると旧小諸藩士(士族)は浄財を募り小諸藩主を歴任し当地を長く治めた牧野家の御霊と、元々の天満宮・火魂社を合祀して懐古神社が創建されました。現在の社殿は昭和62年(1987)に改築されたもので、入母屋、桟瓦葺、正面千鳥破風、平入、桁行4間、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ。例祭:春祭4月24・25日。秋祭:9月6日。御祭神:小諸藩主牧野氏歴代の御霊(初代牧野康重・2代牧野康周・3代牧野康満・4代牧野康陛・5代牧野康儔・6代牧野康長・7代牧野康明・8代牧野康命・9代牧野康哉・10代牧野康済)、菅原道真(旧天満宮祭神)、火之迦具土命(旧火魂社祭神)。
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