和田家(千曲市・桑原宿)概要: 案内板によると「 信濃の御家人、和田岩見入道佛阿の末裔であり、当地方の豪族和田弾正正俊の四世孫、和田三郎右衛門正成の次男和田興惣右衛門が分家し、七頭の清水を引き入れ酒造業を興す。江戸期には松代藩屈指の豪農、酒造業として繁栄し名字帯刀を許されていた。また、中原神楽に、代表される如く、当地方の文化の導入、普及に関与した。なお、前庭の老松「七曲の待つ」は、"善光寺道名所図絵"(天保14年刊)に紹介されている。幕末から明治期にかけて佐久間象山、伊藤博文、東郷平八郎、有栖川宮熾仁親王などと親安が深かった。銀行の設立、小学校の建設、信州りんごの導入等、当地方の近代化の中心的役割を担った。」とあります。表門は長屋門形式で切妻、桟瓦葺、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張押縁押さえ。敷地内には見事な松や数多くの土蔵が建ち並び、宿場町桑原宿の町並みに大きく寄与しています。
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