波閇科神社

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概要・歴史・観光・見所
波閇科神社(千曲市)概要: 波閇科神社は長野県千曲市上山田字城山に鎮座している神社です。波閇科神社の創建年は不詳ですが日本武尊が波閇科峠を越えた際、天照大神を勧請したのが初まりと伝えられています。格式が高く平安時代の延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳にも式内社として記載された古社で古くから広く信仰されました。

当時は波閇科峠に鎮座していましたが、室町時代に入り現在地に遷座、永禄年間(1558〜1570年)に行われた上杉謙信と武田信玄による川中島の戦いの兵火で社殿は焼失し一時衰退します。その後再興され天明2年(1782)に百社大明神から現社名である波閇科神社に改称し文化10年(1813)に本殿が再建されています。明治時代の神仏分離令を経て明治6年(1873)に村社、明治15年(1882)に郷社に列しています。

現在の波閇科神社本殿は江戸時代後期の文化10年(1813)に再建されたもので三間社切妻造、平入、こけら葺、桁行3間(3.2m)、梁間2間(2.15m)、伊勢皇太神宮の社殿形式を模した神明造、江戸時代後期の本殿建築の遺構として貴重な事から昭和59年(1984)に千曲市指定有形文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺き、平入、桁行3間、桁行2間、外壁は真壁造り板張り、正面には「波閇科神社」の社号額が掲げられています。祭神:天照大神。配祀:豊受大神、日本武尊。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-千曲市教育委員会

波閇科神社:写真

波閇科神社
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