千曲市: 坂井銘醸

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概要・歴史・観光・見所
坂井銘醸(千曲市)概要: 坂井家北国街道下戸倉宿に位置する豪商で、古くから信濃の国屈指の大地主として知られていました。江戸時代中期の安永3年(1774)以降は名主や年寄などの上役となり、苗字帯刀を許された他、戸倉宿では坂井家と柳沢家だけが酒造業を営む事を許され、坂井家は「下の酒屋」、柳沢家(下戸倉宿本陣家)は「上の酒屋」との別称がありました。明治時代に入ると戸長や戸倉村貴族院議院互選人にも就任し、一族である坂井量之助は戸倉温泉の開発に尽力、長野県でも屈指の大地主に発展しています。現在、残されている土蔵群の一部が展示館として坂井家と関係が深い文人墨客の作品や北国街道(善光寺街道)、戸倉宿関係の資料、坂井家が利用していた調度品などが展示されています。

現在の坂井銘醸主屋は宝暦10年(1760)の火災で焼失後にに建てられた建物で木造平屋建て(一部2階建)、寄棟、茅葺、桁行15.5間、梁間6.5間、建築面積437u、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押え、内部には座敷9室が設けられ、式台付の玄関や座敷の意匠など当時の名主の格式を示しています。坂井銘醸主屋は旧北国街道沿いの多くの建物が建て替えられる中、数少ない江戸時代の茅葺の大型建物の遺構として貴重で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成15年(2003)に国登録有形文化財に登録されています。

坂井銘醸の屋敷内には主屋以外にも数多くの伝統的な建物が残され文庫蔵は江戸時代後期に建てられたもので、土蔵造2階建、切妻、桟瓦葺、桁行5間、梁間2.5間、白漆喰仕上げ、建築面積83u。宝暦蔵は江戸時代後期の宝暦年間(1751〜1764年)に建てられたもので、土蔵造2階建、切妻、桟瓦葺、白漆喰仕上げ、建築面積377u。慶応蔵,は江戸時代末期の慶応年間(1865〜1868年)に建てられたもので、土蔵平屋建、切妻、桟瓦葺、白漆喰仕上げ、建築面積165u。寛政蔵は江戸時代後期の寛政年間(1789〜1801年)に建てられたもので土蔵造2階建、切妻、桟瓦葺、桁行12間、白漆喰仕上げ、建築面積185u。明治蔵は明治時代に建てられた建物で土蔵造平屋建、切妻、桟瓦葺、桁行7間、白漆喰仕上げ、建築面積93u。昭和蔵は昭和時代に建てられたもので土蔵造平屋建、切妻、桟瓦葺、桁行12間、梁間6間、白漆喰仕上げ、建築面積242u。大正蔵は大正時代に建てられた建物で、土造2階建、切妻、桟瓦葺、白漆喰仕上げ、建築面積116u。各土蔵は造り酒屋の建物群を形成し往時の景観を伝える貴重なものとして国登録有形文化財に登録されています。

坂井銘醸:写真

坂井銘醸
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