大音寺不動堂(浅間温泉)概要: 詳細は不詳ですが名称から明治時代初頭に廃寺となった大音寺の不動堂と思われます。御堂は比較的新しい建物で入母屋、桟瓦葺、平入、桁行2間、1間向拝付、華美な装飾が無い質素な印象です。西の宮恵比寿神社から続く参道には双体道祖神や数多くののぼり旗が掲げられ篤く信仰されている事が分かります。境内には様々な少祠が集められ、一段低い所には不動滝(人口?高さ約5m程)には不動明王の石仏と花の本聴秋句碑が建立されています。不動明王は名の如く不動の為、滝や激しい水流の麓に安置されているのを良く見かけます。修験者などが滝修行をしている際、水に流されないように守護してくれるとも、真言を唱えると不動明王が現れて念願成就するとも云われています。この小滝で修行していたかは解りませんが、雰囲気は感じ取る事が出来ます。
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