牟礼神社(飯綱町)概要: 牟礼神社は県上水内郡飯綱町大字牟礼に鎮座している神社です。牟礼神社の創建は平安時代末期の元暦元年(1184)、横吹の地に健御名方神(諏訪大社)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。
永正7年(1510)び馬場先(古宮)に移りましたが江戸時代に入り北国街道が開削され牟礼宿が開かれると参拝に不便となった為、慶安4年(1651)に現在地に遷座しています。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が排され明治6年(1873)に郷社に列しました。健御名方神を祀っていた事から古くから諏訪社と称していましたが明治11年(1878)に現在の社号である牟礼神社に改めています。
祭神:建御名方神、金山彦命(牟礼宿は佐渡で採掘された鉱物の中継地として発展した為、勧請されたと思われます)。
例祭である御柱祭は長野県の御柱祭の北限とされ7年毎、寅と申年の5月にで行われ2本の御柱が町内を引き回した後に社殿の前に立てられます。
牟礼神社に伝わる古文書(巻子1点、堅紙4点)には天正11年(1583)から慶長16年(1611)にかけての牟礼宿や北国街道の史料が書かれているもので昭和45年(1970)に飯綱町指定有形文化財に指定されています。
牟礼神社拝殿は木造平屋建て、寄棟、銅板葺、平入、桁行8間、梁間3間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、せがい造り。
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