碩水寺

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概要・歴史・観光・見所
碩水寺(青柳宿・筑北村)概要: 龍澤山碩水寺は長野県東筑摩郡筑北村坂北矢花山寺に境内を構えている曹洞宗の寺院です。碩水寺の創建は不詳ですが古くは真言宗の寺院として開かれたの始まりと考えられています。享禄年間(1528〜1531年)に曹洞宗に改宗され天文元年(1532)に当時の領主青柳近江守清長が天如桂樹和尚(清原寺二世)を招き中興開山し、清長の法名「龍沢院殿柳山長清大居士」に因み山号を「龍澤山」に改めています。その後も青柳家、江戸時代には松本藩主小笠原家(源平盛衰記を寄進)が庇護し、慶安2年(1649)には3代将軍徳川家光から朱印状10石を賜っています。寺運も隆盛し末寺には清長寺、花顔寺、関昌寺、宗賀前松寺、端松寺があります。

現在の碩水寺本堂(寄棟、桟瓦葺、桁行11間半、梁間9間、正面1間唐破風向拝付、棟梁は諏訪出身の藤原広八)は文化10年(1813)焼失後の文政3年(1820)、庫裏(入母屋、桟瓦葺、外壁は真壁造)が文化11年(1814)に再建されたもので筑北村指定有形文化財に指定されています。碩水寺山門は嘉永元年(1848)に造営されたもので三間一戸、入母屋、桟瓦葺き、下層部は竜宮門(中国風楼門)のような形状ですが仕上げは下見板張り、上層部は鐘撞堂となる鐘楼門形式、筑北村には少ない楼門建築の遺構として貴重な事から筑北村指定文化財に指定されています。本尊の本尊阿弥陀如来座像は寛元2年(1244)に制作されたもので像高91センチ、檜材、寄木造り、長野県県宝に指定されています。又、境内周辺は"碩水寺郷土観光保全地域"に指定されています。山号:龍澤山。宗派:曹洞宗。本尊:阿弥陀如来。

碩水寺の文化財
・ 阿弥陀如来座像-寛元2年(1244)-像高91p,檜材,寄木造り-長野県県宝
・ 山門-嘉永元年(1848)-入母屋,桟瓦葺,三間一戸,楼門-筑北村指定文化財
・ 本堂・庫裏-文政3年(1820)・文化11年(1814)-筑北村指定文化財
・ 木造釈迦出山立像-江戸時代-像高66.5p,檜材,寄木造-筑北村指定文化財
・ 木造釈迦如来坐像-江戸時代-像高37p,檜材,寄木造-筑北村指定文化財
・ 木造文殊菩薩騎獅子像-江戸-像高21p,檜材,寄木造-筑北村指定文化財
・ 木造普賢菩薩騎象像-江戸-像高21p,檜材,寄木造-筑北村指定文化財

碩水寺(本堂・庫裏・山門):写真

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