伊那市高遠町: 鉾持神社

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概要・歴史・観光・見所
鉾持神社(伊那市高遠町)概要: 鉾持神社は長野県伊那市高遠町西高遠に鎮座している神社です。鉾持神社の創建は奈良時代初期の養老5年(721)、当時の領主小治田宅持が町の西部にある権現山に伊豆神社(※1)、箱根神社(※2)、三島大社(※3)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。安和2年(969)に当時の信濃守源重之(※4)が伊那郡笠原ノ荘に遷座し、さらに元暦元年(1184)に幕府から郡代として当地に派遣された日野喜太夫宗滋が現在地に遷座しました。当初は若宮社や若宮三社と呼ばれていましたが、文治元年(1185)に旧地である笠原ノ荘を整備すると土の中から「霊鉾」が見つかった事で神意と悟り鉾持神社と改称し霊鉾を御神体(鉾持三社大権現)としました。以来、高遠城の守護神として歴代領主である、高遠氏、武田氏、岩崎氏、保科氏、内藤氏、伊沢氏などから崇敬され寄進状や社宝(鎧、明珍の兜、備前長船の銘刀)が残されています。

現在の鉾持神社本殿は安永3年(1774)に再建されたもので拝殿背後の覆屋内部に三社が独立した本殿で並んでいます。棟梁は三河系の大工と推定され江戸時代中期の神社本殿建築の遺構として貴重なことから平成15年(2003)に伊那市指定文化財に指定されています。例祭である「だるま市」(2月11日)や「燈籠祭」(9月23日)では数多くの参拝者が訪れます。

鉾持神社の文化財
・ 本殿(伊豆神社)-安永3年-一間社隅木入春日造,こけら葺-伊那市指定文化財
・ 本殿(箱根神社)-安永3年-一間社隅木入春日造,こけら葺-伊那市指定文化財
・ 本殿(三島神社)-安永3年-一間社流造、こけら葺-伊那市指定文化財
・ 赤門(附:透かし塀)-元禄年間-切妻,銅板葺,腕木門,間口1間-伊那市指定文化財
・ 鉾持神社文書(6通)-永正8年〜慶長9年-伊那市指定文化財

補足
(※1)伊豆神社−祭神:天津彦火瓊瓊杵尊・鎮座地:静岡県熱海市伊豆山上野地
(※2)箱根神社−祭神:天津彦火火出見尊・鎮座地:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根
(※3)三島大社−祭神:大山祗命・鎮座地:静岡県三島市大宮町
(※4)源重之−清和源氏、平安時代中期の歌人、三十六歌仙の一人

鉾持神社:写真

鉾持神社
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