松本市: 神宮寺

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概要・歴史・観光・見所

神宮寺(浅間温泉)概要: 医王山神宮寺は長野県松本市浅間温泉3丁目に境内を構えている臨済宗妙心寺派の寺院です。神宮寺の創建は不詳ですが、隣接する御射神社(旧浅間社・別の説に同じ松本市内に鎮座している筑摩神社の別当寺だったとも。)の別当寺院として開かれたのが始まりと伝えられています。

正応5年(1292)に円空が神宮寺にて大般若経の写経を行い浅間社に奉納しています。当初は真言宗の寺院でしたが永禄2年(1559)に建長寺(神奈川県鎌倉市山ノ内:臨済宗建長寺派の大本山)の末寺となり臨済宗に改宗しています。

歴代領主から庇護され文禄4年(1595)には石川康長が寺領を寄進、延宝2年(1674)には当時の松本城の城主水野忠直(従五位下、中務少輔)の生母清陽院の祈願により薬師堂が建立されています(現在の薬師堂は昭和33年:1958年に再建した建物。設計は東京大学の藤島亥治郎博士)。

明治時代初頭に発令された神仏分離令とその後吹き荒れた廃仏毀釈運動によって庫裏と薬師堂以外は解体され一時衰退しますが、その後再興され、堂宇も順次再建されました(本堂は昭和63年:1988年に再建)。

寺宝で薬師堂の本尊木造薬師如来座像は藤原時代に製作されたと推定されるもので、像高73.6cm、桧材一木造り、彫眼、松本市重要文化財に指定されています。山号:医王山。宗派:臨済宗妙心寺派。

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板

神宮寺:写真

神宮寺
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