飯森神社(白馬村)概要: 飯森神社は千国街道(新潟県糸魚川市〜長野県松本市)の飯森宿に位置している神社です。飯森神社の創建は南北朝時代の永徳年間(1381〜1384年)に勧請されたのが始まりとされ、伝承によると、当時、八方池に大蛇が巣食い、村人に悪事を働いていた事から、領主である飯森氏が八方池の畔に社殿を設けて祈願すると不思議と大蛇が現れる事が無くなったと伝えられています(現在でも八方池は飯森神社の奥之院として信仰の対象となっています)。以来、領主だった飯森氏から崇敬庇護されただけでなく、周辺住民からも信仰され、特に、創建伝説に由来して、雨乞い、水乞いに御利益があるとされます。
境内には元文6年(1741)、安永5年(1776)、寛政10年(1798)、安政7年(1860)、不明の5基の庚申塔のほか石造供養塔や二十三夜塔、馬頭観音などがあり「飯森神社石仏群」として信仰の対象となっています。祭神:罔象女神(弥都波能売神)、菅原道真。
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