奈良井宿(木曽路)・荒沢不動尊

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奈良井宿(木曽路)・荒沢不動尊

【 概 要 】−荒沢不動尊(長野県塩尻市奈良井)は奈良井宿の上町と中町の間奈良井宿(木曽路)・荒沢不動尊に設けられた鍵の手(枡形)に境内を構えています。江戸時代の宿場町には防衛施設の一環として枡形を設ける例が多く、見通しを悪くする事で敵に猜疑心を与える役割や、鍵型にする事で、攻めづらく、見方の兵を忍ばせる事も出来ます。又、上町と中町の境にある事から通常の道とは異なる、空間概念が生まれ、道を司る神である道祖神が祭られています。道祖神は道路や通路から侵入する疫病や災いなどの厄災を防ぐ神でもあり、ここでは、長野県でよく見られる男神と女神が刻まれている双体道祖神が安置されています(双体道祖神はその形状から夫婦和合、子宝祈願、子孫繁栄などに御利益があるとも考えられています。道祖神が単なる道の神から多彩な御利益があるとして発展した事で素朴な民間信仰として全国に普及したと思われます)。

さらに、鍵の手(枡形)は公共的な意味合いも強い事から「水場」も設けられ、奈良井宿(木曽路)・荒沢不動尊住民だけではなく、旅人や商人達からも利用されていたと思われます。そのような中に設けられたのが荒沢不動尊で、創建や由来等は判りませんが、町と町との境で、道が屈折し、公共性があるこの地に祭られている必然性が感じられます。名称から察すると、不動明王が祭られ、不動明王は水との関わりが強い事から水場の守護神や火防の守護神として祭られていたのかも知れません(奈良井宿は度々大火により多くの町屋建築が焼失している為、鍵の手で延焼、類焼を防ぐという概念的なものがあったのかも知れません)。又、往時は神仏習合していたようで、現在は仏教色が強い不動明王を祭る御堂の前に鳥居が建立され、神仏混交の名残が残されています。

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