小諸義塾(小諸市)概要: 小諸義塾記念館の建物は明治26年(1893)に建てられた木造2階建て、寄棟、桟瓦葺きの建物で、縦長の窓の採用や、玄関上部のバルコニーなど質素ながら当時の洋風建築の要素を取り入れています。小諸義塾は明治26年(1893)にアメリカに12年留学していた木村熊二の私塾として開かれたもので、島崎藤村も教鞭を振るうなど小諸の教育に大きな影響を与えました。しかし、明治39年(1906)に財政難や国の定めた教育制度と大きく異なったことなどから閉校となりました。その後、校舎は小諸商工学校や小諸幼稚園、田村医院などに転用、移築を繰り返し平成6年(1994)に現在地に移築保存されました。現在は小諸義塾記念館として一般公開されています。
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