松本市波田: 田村堂

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概要・歴史・観光・見所
田村堂(松本市波田)概要: 田村堂は室町時代末期に若澤寺の一宇として造られたもので内部には坂上田村麻呂の坐像が安置されています。完成時は総金箔貼で華麗な厨子でしたが明治時代初頭に発令された神仏分離令と廃仏希釈によって若澤寺が廃寺となり現在地に移されてきました。田村堂は一間一面、一重入母屋造り、こけら葺き、妻入厨子、信濃日光と称された数少ない若澤寺の遺構で当時の厨子御堂建築の様式を残すものとして昭和28年(1953)に国指定重要文化財に指定されています。境内正面にある仁王門(波田町指定有形文化財)は室町時代末期に若澤寺の塔頭だった西光寺の山門として建立されたもので元禄年間に廃寺となった後若澤寺の山門として移築されました。入母屋、銅板葺き、三間一戸で両側には元亨2年(1322)に善光寺妙海が制作した木造金剛力士像(長野県宝)が安置されています。又、境内には天正3年(1575)に建立された若澤道供養碑や天正2年(1574)に建立された"えんま王の碑"、若澤寺の丁石などがありそれぞれ波田町指定有形文化財に指定されています。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-松本市教育委員会

田村堂:写真

田村堂
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田村堂 田村堂 田村堂 田村堂
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