須坂藩概要: 堀直重は慶長19年(1614)の大坂の陣の功績により加増され元和元年(1615)に須坂藩(現在の須坂市周辺)を立藩します。当初1万2千石の石高でしたが2代藩主直升の代に須坂領以外の領地2千石は兄弟である直昭(1千)、直久(5百)、直房(5百)に分け与え1万石となりました。堀家は1万石の諸侯ながら城持大名ではなく須坂には陣屋を設け藩庁を設置、14代藩主を世襲して明治維新を迎えます。藩の財政は慢性的に逼迫していましたが藩主には比較的恵まれ何度か藩政改革が行われています。13代堀直虎は若年寄兼外国総奉行に任じられるなど才覚のある藩主とされましたが慶応4年(1868)将軍徳川慶喜との意見の相違から自害しています。戊辰戦争では一転新政府側に組し会津戦争などに従軍しています。
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須坂藩歴代領主
| 藩主名 | 藩主年間 | 石高 | 備考 |
初代 | 堀直重 | 1615〜1617 | 1.2万石 | |
2代 | 堀直升 | 1617〜1637 | 1万石 | |
3代 | 堀直輝 | 1637〜1669 | 1万石 | |
4代 | 堀直佑 | 1669〜1719 | 1万石 | |
5代 | 堀直英 | 1719〜1735 | 1万石 | |
6代 | 堀直寛 | 1735〜1768 | 1万石 | |
7代 | 堀直堅 | 1768〜1779 | 1万石 | |
8代 | 堀直郷 | 1779〜1784 | 1万石 | |
9代 | 堀直晧 | 1784〜1813 | 1万石 | |
10代 | 堀直興 | 1813〜1821 | 1万石 | |
11代 | 堀直格 | 1821〜1845 | 1万石 | |
12代 | 堀直武 | 1845〜1861 | 1万石 | |
13代 | 堀直虎 | 1861〜1868 | 1万石 | |
14代 | 堀直明 | 1868〜1871 | 1万石 | |
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