浅間神社(追分宿・軽井沢町)概要: 浅間神社は長野県北佐久郡軽井沢町追分に鎮座している神社です。浅間神社の創建は不詳ですが浅間山(標高:2568m・有史以前から火山を繰り返し信仰の対象となりました。)を御神体とする神社で、古くは山頂付近の湯の平に鎮座していましたが参拝に容易ではなかった為、現在地に遷座され里宮(遥拝所)としました。明治2年(1869)5月に浅間山が激しく鳴動すると、明治2年(1869)9月には明治天皇の勅祭が行われています。
現在の浅間神社本殿は応永年間(1394〜1427年)に建てられたと推定される建物で一間社流造、海老虹梁や宝珠、懸魚などに室町時代初期の神社本殿建築の特徴が見られます。古さとしては南佐久地方では新海三社神社東本殿に次ぐ歴史があり軽井沢町では最古を誇り、室町時代初期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から昭和58年(1983)に軽井沢町指定有形文化財に指定されています。又、浅間神社は明治2年(1869)、浅間山鳴動の際に明治天皇の勅祭が行われたことでも知られています。境内の芭蕉句碑は寛政5年(1793)に建立されたもので「ふきとばす 石も浅間の 野分かな」の句を、春秋庵2世長翠の書で刻まれています。祭神は大山祇神、磐長姫神。
|