横湯薬師(渋温泉)概要: 横湯薬師の創建は不詳ですが古くは「医王殿」よ呼ばれていました。薬師如来は全ての病を治す法薬を与える医薬の仏とされる為、特に温泉の効能を頼りに湯治を訪れた人々に信仰されました。その為、温泉地には薬師堂が建立される事が多く渋温泉や隣接する安代温泉などにも建立されています。現在の建物は江戸時代に建てられ明治時代に大改修されたもので薬師如来の大提灯と「医王殿」の扁額が掲げられています。建物は寄棟、鉄板葺(元茅葺?)、桁行2間、梁間2間、正面1間向拝付、境内入口参道の傍らには石造線刻大黒天と思われる石仏が建立されています(自分には俵に乗ったふくよかな大黒天が大きな袋、打出の小槌を持っているように見えます)。
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