田中の石造仁王像(東御市)概要: 田中の石造仁王像は長野県東御市田中に境内を構える薬師堂に建立されています。 田中の石造仁王像の左側は明和3年(1766)に地元出身の力士雷電の母親が薬師堂へ奉納したもので、右側は雷電自身が大関に出世した後の寛政8年(1796)に奉納したものです。像は前身朱色に塗られた印象的なもので右側の石像の方が高さ、幅、奥行き共に大きくて雷電が成長した様を現しているかのようです。大きさは阿像(雷電奉納)が像高2.1m、像幅1.38m、像厚さ66cm、基壇高さ22cm、基壇幅1.42m 吽像(母親奉納)が像高1.87m、幅1.2m、厚さ80cm、基壇高さ35cm、基壇幅1.76m。田中の石造仁王像は江戸時代後期の石像として貴重な事から昭和59年(1984)に東御市指定有形文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-東御市教育委員会
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