千国街道(塩の道)

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概要・歴史・観光・見所
千国街道(塩の道)概要: 千国街道は糸魚川宿(新潟県糸魚川市)と松本宿(長野県松本市)の間、約130`を繋ぐ街道で、中心付近の地名「千国」を通る事から千国街道と呼ばれました。又、地域によって名称が異なり海産物や塩を運んだ事から「塩の道」と呼ばれた他、「糸魚川街道」、「松本街道」、「北国街道北往還」などの別称があります。歴史も古く新潟県側の遺跡では長野産の黒曜石が、長野県側の遺跡では糸魚川周辺で産出された翡翠が発見され縄文時代や弥生時代から交流があったと推定されています。神話時代では諏訪大社(信濃国一宮)の祭神である建御名方命が出雲国(現在の島根県)から千国街道を利用して諏訪に土着したと推定されています(神話では建御名方命は大国主神の御子神で国譲りの際、建御雷神との力比べで敗れ諏訪地方に逃れたとされます)。さらに、出雲国一宮である出雲大社(島根県出雲市)の祭神である大国主神と、奴奈川神社(新潟県糸魚川市:天津神社の境内社)の祭神である奴奈川姫神の御子神が建御名方命という伝説も残されており、千国街道はそれらの伝説を結ぶ道でもあります。その為、千国街道沿いには千国諏訪神社や霧降宮切久保諏訪神社、雨降宮嶺方諏訪神社、霜降宮細野諏訪神社、海ノ口諏訪神社などが点在し諏訪信仰が篤い地域でもあります。又、長く街道沿線を支配した仁科氏が神明神社(伊勢神宮の祭神である天照大神の分霊を祭る神社)を篤く信仰していた為、一族が守る城の城下町には神明神社が創建されました。特に本拠地に近い長野県大町市社宮本に鎮座する仁科神明宮の社殿は古式を伝える極めて貴重な存在で国宝に指定されています。

戦国時代には上杉謙信(関東管領、越後守護職、春日山城の城主)が武田信玄(甲斐守護職、武田館の城主)の窮地を助ける為、塩を送った事でも知られ軍事的にも千国街道は重要視されました(この時の故事が「敵に塩を送る」の諺の由来になったとされます)。江戸時代に入ると物資の往来が急激に多くなり日本海側からは塩を中心に魚貝類などの海産物が長野県側に運ばれ、善光寺戸隠神社詣でへの信仰の道でもありました(千国宿からは善光寺、戸隠神社方面に通じる間道が分岐し、その経路の途中には国の重要伝統的保存地区に選定されている青鬼集落があり、当時の山村集落の景観が残されています)。物資の輸送については、険しい峠道が多かった事から馬では無く、牛を利用するのが常で街道沿いには多くの牛方宿(人と牛の両方が宿泊出来る施設)が設けられました。大名の参勤交代などには使われなかった為、大きな宿場町は存在しませんでしたが、越後側の山口宿と松本川の千国宿には関所(番所)が置かれ、中世、当地の領主だった仁科氏の本拠地で物資の集積地となった大町宿は比較的繁栄しました。

近代では主要幹線から外れたことで千国街道沿いは旧観を留めている場所も多く史跡も多く点在し貴重な事から平成8年(1996)に「松本・千国街道」として大野〜大網峠(新潟県糸魚川市)松沢〜沓掛(長野県白馬村〜小谷村)の区間が文化庁選定「歴史の道百選」に選定されています。又、新潟県側の大野地区と根知地区の山道の約10kmが旧状を良く残されている事から、名称「松本街道」として平成14年(2002)に国指定史跡に、関連する資料一式が名称「越後姫川谷のボッカ運搬用具コレクション」として平成16年(2004)に国指定重要有形民俗文化財に指定されています。

千国街道のルート
松本宿−成相新田宿−保高宿−池田宿−大町宿−海ノ口宿−沢渡・佐野宿−
飯田・飯森宿−塩島新田宿−千国宿−来馬宿−大網宿−山口宿−糸魚川宿


糸魚川宿
↓
根小屋
↓
山口宿
↓
大網宿
↓
来馬宿
↓
中小谷
↓
雨中
↓
千国宿
牛方宿
↓
塩島新田宿
↓
飯田・飯森宿
↓
沢渡・佐野宿
↓
海ノ口宿
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大町宿
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池田宿
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保高宿
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成相新田宿
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松本市
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