中小谷(千国街道)概要: 街道沿いに比較的古く寄棟旧茅葺の町並みが続いています。集落の中心部には石祠や石碑が安置されています。中土地区に鎮座している中谷大宮諏訪神社は当地域の諏訪信仰の中心となった神社で、毎年8月の最終土日の例祭に奉納される「狂拍子」や「奴踊りと奴歌」、「獅子舞」、「浦安の舞」は古式を伝える行事として貴重な事から長野県指定無形民俗文化財に指定されています。
又、本殿は元和5年(1619)に造営されたもので、一間社流造、こけら葺き、棟梁は金原周防守兼正、江戸時代初期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から長野県の県宝に指定されています。街道を挟んで中谷大宮諏訪神社の対面に境内を構えている玉泉寺は真言宗の寺院で、戦国時代には武田信玄から十貫文が寄進されています。玉泉寺の境内には上杉家に従い平倉城の戦いで討死した飯森十郎盛春の墓碑が建立されています。
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