山口宿(千国街道)概要: 山口宿は大網峠を控えた越後国(現在の新潟県)最期の宿場町で、戦国時代の天正2年(1574)には山口関所が設けられていました。山口関所は江戸時代後期の天保年間(1830〜1844年)に移され、人物改めや塩などの荷改めの他、「運上銀」の徴収が行われました。明治維新後は廃され為、建物などの遺構は見られませんが跡地には石碑と毘沙門天が祭られている小堂が建立されています。山口関所は千国街道(塩の道・松本街道・糸魚川街道)の交通施設の遺跡として貴重な事から昭和49年(1974)に糸魚川市指定史跡に指定されています。宿場内には古い民家が点在している他、枡形と思われるクランクや白池雪崩の犠牲者を供養する白池地蔵や鎮守である羽黒神社などがあります。
塩の道資料館概要: 古い民家を利用した資料館で千国街道に関係した資料が展示されています。木造2階建て、入母屋、茅葺で、豪雪地帯の為か開口部が少ない建物です。
千国街道(塩の道:松本街道・糸魚川街道):宿場町・再生リスト
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