伍社宮(安曇野市)概要: 伍社宮は長野県安曇野市三郷明盛に鎮座している神社で 及木地区の産土神として信仰されてきました。祭神から察すると元々は安曇地方を開拓した安曇族が奉斎したとされる住吉神社の系列と思われます。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て村社に列しています。伍社宮の本殿は明和6年(1769)に建立された穂高神社本殿だった建物で、穂高神社の式年遷宮で新たな本殿を造営する事に伴い文政12年(1829)に旧本殿が当社の本殿として移築されました。
一間社流造、銅板葺(元こけら葺)、外壁は真壁造板張り、江戸時代中期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から平成5年(1993)に安曇野市指定有形文化財に指定されています。
又、伍社宮には多くの絵馬が奉納され加藤清正(天保6年:1835年)を始め熊谷次郎直実と敦盛(弘化3年:1846年)・御醍醐天皇と名和長年(明治24年:1892年)・天岩戸(明治31年:1898年)・源義家と勿来関(明治30年:1897年)・山部赤人:柿本人麿(弘化2年:1845年)・宇治川の先陣争(嘉永2年:1849年)が貴重な事から安曇野市指定有形民俗文化財に指定されています。
祭神:表筒男命、中筒男命、底筒男命、底津小童命、健御名方命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-安曇野市教育委員会
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