安曇野市: 宗林寺

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概要・歴史・観光・見所

宗林寺(安曇野市)概要: 光照山宗林寺は長野県安曇野市明科光に境内を構えている浄土宗の寺院です。宗林寺は当初、大信寺と称していましたが天正3年(1575)に善誉故念和尚(村上義清の三男:村上義照)が再興し宗源寺と改称しています。

江戸時代に入り松本城主石川康長が父親である石川数正の菩提を弔う為に堂宇を再建し数正の戒名である「秋岳院殿高月宗林大居士」に因み寺号を宗林寺と改称しました。

境内には寛永年間(1624〜1645年)に建立されたと思われる石川数正の供養塔(宗林寺石造宝篋印塔)があり平成20年(2008)に安曇野市指定有形文化財に指定されています。

宗林寺山門は上層が鐘楼堂となる鐘楼門で天明元年(1781)〜文化4年(1807)に建築、三間三戸、八脚門、入母屋、瓦葺き、外壁は柱のみの吹き放し、高欄付、天井には火伏せの竜が狩野梅玄(東都御絵所の狩野梅笑門人)によって描かれています。

宗林寺の本堂は江戸時代に建てられたもので入母屋、瓦葺き、妻入、桁行き5間、梁間5間半、正面1間唐破風向拝付、当時松本市内にあった生安寺の本堂を昭和38年(1963)に移築してきた貴重な建物です。山門、本堂は貴重な事から平成6年(1994)に安曇野市指定有形文化財に指定されています。信州七福神(福禄寿)。山号:光照山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。

補足
(※1)信州七福神−長野県中信地方に所在し昭和53年(1978)に選定された。
・ 恵比須(商売繁盛・五穀豊穣・大漁追福の神)−大宮熱田神社−松本市梓川
・ 大黒天(食物・財福を司る神)−東光寺−安曇野市穂高等々力
・ 毘沙門天(福徳増進の神)−長興寺−塩尻市洗馬元町
・ 弁財天(音楽・弁才・財福・知恵の神)−専称寺−松本市新村
・ 寿老人(道教の神、南極老人)−兎川寺−松本市里山辺
・ 布袋(弥勒菩薩の化身)−盛泉寺−松本市波田
・ 福禄寿(長寿と福禄の神)−宗林寺−安曇野市明科光

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-安曇野市教育委員会

宗林寺:写真

宗林寺
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