飯笠山神社(飯山市)概要: 飯笠山神社は長野県飯山市大字飯山有尾に鎮座している神社です。飯笠山神社の創建は室町時代の応永年間(1394〜1428年)、泉小次郎親衡が飯加左山に飯山城を築いた際、城内に宇佐八幡宮(福岡県宇佐市)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています(泉氏は清和源氏の遠縁)。
その後、飯山城が上杉謙信の対武田家戦略的拠点となり城が大改修された天正7年(1579)に現在地に遷座され元々祀られていた諏訪神と飯綱神の御霊が合祀されます。
境内地が飯山城から北にあたる為、飯山城の北方鎮護の守護神として上杉謙信始め歴代飯山城主、飯山藩主に崇敬され社領の寄進や社殿の改築改修など庇護され飯山の総鎮守として広く信仰され、慶長9年(1604)には皆川広照が社領5石(八幡社3石、諏訪社1石、飯綱社1石)が寄進されています。
寛文12年(1672)には松平忠倶の姉である比丘尼雲院が境内に薬師如来堂を造営しています。
現在の飯笠山神社本殿は正保3年(1646)に飯山藩主佐久間安政が再建したもので三間社流造、江戸時代初期の神社本殿建築として貴重なものです。拝殿は木造平屋建、入母屋、鉄板葺き、平入、桁行5間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り。
又、社号である「飯笠山神社」が地名の「飯山」の由来になったという説があり、飯山市民とも繋がりが深い神社とされます。飯山七福神巡り:恵比寿大神。祭神:誉田別尊(応仁天皇)、仲哀津彦尊(仲哀天皇)、息長足姫尊(神功皇后)。例祭:9月23日。
【 参考:サイト 】
・ 公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒概要)-飯笠山神社
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