経蔵寺(飯田市)概要: 法輪山経蔵寺は長野県飯田市上郷別府に境内を構えている日蓮宗の寺院です。経蔵寺の創建は元和3年(1617)に寿量院日泉が開基したと伝えられています。山門は桃山時代末期に建てられた元飯田城の桜丸にあった門(桜丸御門)です。宝暦年間(1751〜1763年)に赤門が建立されると家老である安冨氏の屋敷門となり、さらに何度か移築を繰り返し大正3年(1914)に経蔵寺の山門に落ち着きました。
経蔵寺山門は切妻、桟瓦葺、一間一戸、薬医門形式の格式の高く、懸魚などの意匠や金具類なども桃山時代の特色を持つ貴重なもので平成6年(1994)に飯田市指定文化財に指定されています。同時に昭和24年(1949)に国重要美術品に認定されています。経蔵寺本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、左右正面に花頭窓付。山号:法輪山。宗派:日蓮宗。本尊:日蓮聖人奠定の大曼荼羅。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-飯田観光協会
・ 現地案内板(山門)-飯田市教育委員会
|
|