飯田市: 阿弥陀寺

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概要・歴史・観光・見所

阿弥陀寺(飯田市)概要: 仏性山阿弥陀寺は長野県飯田市丸山町2丁目に境内を構えている浄土宗真宗大谷派の寺院です。阿弥陀寺の創建は慶長2年(1597)、当時の飯田城の城主小笠原氏が弾誓上人を招いて草庵を設けたのが始まりとされます。

当初は風越山麓阿弥陀沢にありましたが寛文12年(1672)に当時の飯田藩(藩庁:飯田城)の藩主脇坂安政が父親である脇坂安元の菩提を弔う為現在地に千体佛観音堂を建立し、宝永年間(1704〜1710年)に他の堂宇も移されました。

現在の阿弥陀寺千体佛観音堂は脇坂氏が建立した当時のもので、宝形造、桟瓦葺、桁行2間、梁間2間、正面一間向拝、外壁は真壁造り板張り、四周浜縁、高欄付き、内部の天井は格天井で菊花が描かれています。

阿弥陀寺千体佛観音堂は工法や彫刻など当時の技術文化を継承する御堂建築として貴重な事から昭和49年(1974)に飯田市指定文化財に指定されています。

境内にあるシダレザクラは推定樹齢400年、樹高11m、幹周4.2m、枝張東西14m、南北18.5m、当時の飯田藩主脇坂氏手植えの桜と伝えられる古木で平成2年(1990)に飯田市指定天然記念物に指定されています。宗派:浄土宗真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。山号:仏性山。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-飯田市教育委員会

阿弥陀寺:写真

阿弥陀寺
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