長野市: 藤屋旅館

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概要・歴史・観光・見所
藤屋旅館(長野市)概要: 前身である御本陳藤屋旅館は慶安元年(1648)創業の老舗旅館です。善光寺宿は善光寺の門前町であると同時に北国街道の宿場町でもあった為、北国街道を参勤交代で通過する加賀藩前田家は藤屋旅館を本陣として宿泊や休息で利用していました。本陣とは大名や公家など身分が高い人物だけが利用を許される施設で、建物も格式がある意匠が採用され宿場内の有力者がその任にあたりました。この事からも藤屋は古くから善光寺宿の中心的な存在で明治時代に入り宿場制度が廃止され本陣から旅館業に変ってからも格式のある老舗旅館として伊藤博文、福沢諭吉、乃木希典などえを受け入れています。

現在の藤屋旅館の建物は善光寺の参道の拡幅工事に伴い新築したもので大正12年(1924)から大正13年(1924)にかけて工事が進められ、近代的な高さと防火の機能が求められました。木造3階建、建築面積967u、外壁は1階が鉄網コンクリート貼、2・3階は化粧タイル貼、設計施工は越前出身の宮大工、師田庄左衛門が手懸けています。全体的に柱や梁桁など構造体を強調するような意匠構成で玄関ポーチに採用された円柱やその上部の植物を模ったイオニア式風のデザイン、ポーチ上部に設けられらたベンダ風の手摺、屋号のレリーフ、中央パラペットのアールデコ風のデザインなどが正面性を演出し遠方からも目立つようになっています。藤屋旅館は大正時代に建てられた和様折衷の旅館の遺構として貴重な存在で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との理由から、平成9年(1997)に国登録有形文化財に登録されています。

藤屋旅館:写真

藤屋旅館
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