住吉神社(佐久市)概要: 住吉神社は中山道岩村田宿の入口付近(長野県佐久市岩村田住吉)に鎮座し、かつては宿場町の枡形が隣接していたと言われています。拝殿は切妻、桟瓦葺、平入、正面1間唐破風向拝付き、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は板張り。本殿は一間社流造、銅板葺。境内には道祖神や石灯籠など多くの石碑や石祠がありかつて旅人の信仰の対象になっていたと思われます。境内の隅にある石道標は享保20年(1735)に建立されたもので「従是 善光寺道」、「小諸 二里/善光寺」が刻み込まれています。当初は中山道沿いに建っていましたが事故により破損し住吉神社の境内へ移設されました(当時の場所には破損した石道標を模して新たな石道標が新設しています)。境内の木々は古くから神木とされ無断で伐採すると罰せられたという記録があり現在でも推定樹齢300〜400年を超える大欅(樹高15m、幹周7.0m)をはじめ多くの巨木に囲われています。祭神は底筒男命、中筒男命、表筒男命。
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