佐久市: 上宮寺

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概要・歴史・観光・見所
上宮寺(佐久市)概要: 上宮寺は長野県佐久市田口下宮代に境内を構えている真言宗智山派の寺院です。上宮寺上宮寺の創建は伝承によると西暦600年頃上宮太子が開基したのが始まりと伝えられています。当初は神仏混合し新海三社神社別当寺として新海山上宮本願院神宮密寺と称し神社の境内に隣接していましたが明治初頭に発令された神仏分離令により独立し現在地に移ってきました。現在、新海三社神社の境内にある三重塔は当時は上宮寺の塔として建立された建物で神仏混合時代の遺構として残されています。寺宝である上宮寺梵鐘(長野県宝)は南北朝時代に制作されたもので銘文より暦応元年(1338)に鋳造され東覚寺に奉納、天文12年(1543)に田口城主田口長能によって東覚寺から当寺に奉納させたことが記されています。上宮寺梵鐘は鐘身高約70cm、竜頭高約17cm、口径約50cm、銘により製作年代や経緯が明確で意匠的に優れている事から昭和52年(1977)に長野県の県宝に指定されています。

山門に安置されている金剛力士像は木造(檜・松)、寄木造り、彫眼、像高:阿行257p、吽行:259p、室町時代後期の文明2年(1470)、仏師大工裕得、小工伊賀寺雄真、当初は新海三社神社の観音堂(本地堂)の仁王門(神門)に安置されていましたが神仏分離令後に上宮寺に移されたもので製作年が明確で、意匠的にも優れている事から平成21年(2009)に長野県の県宝に指定されています(仁王門は切妻、桟瓦葺、三間一戸、八脚単層門)。鐘楼門は入母屋、鉄板葺き、一間一戸、四脚楼門。上宮寺本堂は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、桁行8間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。佐久三十三番観音霊場第12番札所(札所本尊:千手観音菩薩・御詠歌:不思議さよ こぎゆく舟の 音もなく 人をうかべる 神ぞ頼もし)。宗派:真言宗智山派。本尊:阿弥陀如来。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-長野県教育委員会・佐久市教育委員会

上宮寺:写真

上宮寺
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