琴平神社(野沢温泉)概要: 観月の名勝として知られ野沢十二勝の一つに数えあげられていました。創建などは不詳ですが金刀比羅宮の分霊を勧請したものと思われます。社殿は簡素な造りで桁行3間、切妻、平入、正面に1間の向拝が付いています。本来金刀比羅神は海神とされ本社が鎮座する象頭山(琴平山:標高524m、香川県仲多度郡琴平町)をはじめ、海上交通の要衝や目印となる小高い山の山頂に社殿を建立し祀られてきました。信仰者も漁業関係者や海運業者などが主体でしたが時代が下がると海神は水神に通じ、水神は龍神に通じる事から何時しか雨乞いの神=農業神として祀られるようになりました。不勉強の為、何故野沢温泉に琴平神社があるのかは不詳ですが、全く海とは関係がない場所でも雨乞いの神ならば辻褄が合うように思います。
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