温泉薬師堂(野沢温泉)概要: 温泉薬師堂の創建は不詳ですが古くは現在の大湯付近にあり野沢温泉の守護神である薬師如来を安置していました。寛永年間(1624〜1645年)、当時の飯山藩(長野県飯山市・藩庁:飯山城)の藩主松平忠倶(従五位下・遠江守・大坂加番に:千曲川の治水工事や殖産産業の奨励など飯山藩の基礎を築いた人物)が大湯の地に別荘を建てることとなり薬師堂が現在地に移されました。現在の堂宇は昭和7年(1932)の火災で焼失した後の昭和28年(1983)に再建されたもので、木造平屋、入母屋、銅板葺、桁行3間、梁間3間、正面1間唐破風向拝付、内部には本尊の薬師如来像、脇侍像、十二神像(共に大内青圃氏作)が安置されています。
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