長野県の日本三大・概要
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長野県には日本三大○○が幾つか存在しますが、今回は日本三大三重塔の1つに数えられている安楽寺と日本三御湯の1つに数えられている別所温泉と野沢温泉を紹介します。
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安楽寺概要: 安楽寺三重塔は鎌倉時代である1290年代に建てられたと推定されています。高さは18.75m、平面が八角形の得意な形状で1階には裳階が付いている為外見は4層に見えます。禅宗様建築としては日本最古とされ、現存する江戸時代以前の唯一の八角三重塔婆というこから大変貴重な建物で昭和27年に国宝に指定されています。安楽寺八角三重塔(長野県上田市・別所温泉)は一乗寺三重塔(兵庫県加西市)、 法起寺三重塔(奈良県斑鳩町)と共に日本三大三重塔に数えられています。
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安楽寺・写真
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別所温泉概要: 平安時代の歌人清少納言は「枕草子」を創作し「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と記述している為、この3つの温泉が何時しか日本三名泉と言われるようになりました。ここでいう「有馬の湯」は現在の兵庫県神戸市にある有馬温泉、「玉造の湯」は現在の島根県松江市にある玉造温泉とされますが、残る「ななくりの湯」には大きく2つの候補地があるようです。一番有力なのは三重県にある榊原温泉で古くから「ななくりの湯」であると考えられてきました。もう1つが別所温泉で、温泉の由来で日本武尊が老人(仙人)より7つの難病に効能があると告げられたことから「ななくりの湯」と呼ばれようになり、さらに転じて「七久里の湯」と呼ばれるようになったと伝えられています。何れにしても別所温泉は古くから名湯とした知られた存在で鎌倉時代には信濃御湯として、名取御湯(現在の宮城県仙台市にある秋保温泉)、犬養御湯(現在の長野県野沢温泉村にある野沢温泉又は三函御湯:福島県いわき市にあるいわき湯本温泉)と共に日本三御湯とされました。
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別所温泉:温泉街・写真
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 [ 長野県下高井郡野沢温泉村 ]
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野沢温泉(長野県)概要: 野沢温泉は奈良時代から発見されたとも伝えられる古くからの温泉で、一説には小菅神社を訪れた行基菩薩が開湯したとも云われています。順徳天皇の御代(1210〜1221)には朝廷が選出した日本三御湯(一般的には信濃御湯=別所温泉・名取御湯=秋保温泉の2つが挙げられ、もう1つが犬養御湯=野沢温泉と三函御湯=いわき湯本温泉がそれぞれ主張しています。)に数えられました。江戸時代に入ると飯山藩(藩庁:飯山城)から保護され温泉地には藩主の湯屋が設けられました。後年になり一般住民にも開放されるようになると飛躍的に湯治者が増え繁栄しました。現在はスキー場も隣接し冬場も数多くの湯治客で賑わっています。
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野沢温泉:温泉街・写真
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