長野県の国宝(建造物)

長野県:歴史・観光・見所(ホーム)>長野県の国宝(大法寺・安楽寺・仁科神明宮・善光寺・松本城)

長野県の国宝(建造物):一覧表

写真名称所在地指定年構造・形態備考
大法寺:三間三重塔婆大法寺長野県
青木村
昭和28年三間三重塔婆:正慶2年(1333)建築
総高:18.36m、幅:3.65m、檜皮葺
見返りの塔
安楽寺:八角三重塔婆安楽寺長野県
上田市
昭和27年八角三重塔婆(初重裳階付き):1290年代建築
総高 18.69m、幅:2.60m、檜皮葺
日本三大三重塔
仁科神明宮:本殿・中門仁科神明宮長野県
大町市
昭和28年本殿:寛永13年(1637)建築、三間社、神明造り、檜皮葺
中門:寛永13年(1637)建築、四脚門、切妻、檜皮葺
最古の神明造建築
善光寺:本堂・撞木造り善光寺長野県
長野市
昭和28年本堂:宝永4年(1707)建築・撞木造り(平面がT字型)
梁間約54m、桁行約54m、高さ約26m、檜皮葺
東日本最大の規模
木造本堂建築
松本城:複合連結式層塔型松本城長野県
松本市
昭和27年天守閣:複合連結式層塔型5層6階
戦国末期〜江戸初期建築、乾小天守と渡櫓、辰巳附櫓
月見櫓と連結している(何れも国宝)。
日本100名城
国指定史跡

長野県の国宝:歴史・観光・見所

大法寺
大法寺:塩田平・国宝
大法寺は大宝元年に文武天皇の勅願で定恵(藤原鎌足の長子)が開山した古寺です。度々興隆、荒廃がありましたがその都度、坂上田村麻呂や月如法印(戸隠山観修院)が再興しています。元弘3年に建てられた三重塔は「見返りの塔」との別称があるほどの名作で国宝に、観音堂厨子及び須弥壇と木造十一面観音立像、木造脇侍普賢菩薩立像が国指定重要文化財に指定されています。
安楽寺
安楽寺:別所温泉・国宝
安楽寺は天平年間に行基菩薩(奈良時代の高僧)が瑠璃殿を造営し薬師如来を安置し開山したと伝わる古寺です。平維茂や鎌倉幕府執権北条氏、塩田平の領主塩田北条氏などから庇護され信州の中心的な寺院として発展、戦国時代には高山順京が再興し曹洞宗の寺院に改宗しています。八角三重塔は国宝に、木造惟仙和尚坐像と木造恵仁和尚坐像は国指定重要文化財に指定されています。
仁科神明宮
仁科神明宮:本殿・国宝
仁科神明宮は白雉6年に平盛国が伊勢神宮外宮の分霊を勧請しました。境内地は伊勢神宮の荘園「仁科御厨」となった為、仁科神明宮は鎮守社として信仰され、中世は領主である仁科家が崇敬、戦国時代に仁科家が滅ぶと歴代松本城の城主が引き続き庇護しました。社殿は江戸時代初期まで、所謂式年造替によって20年毎建替えられ旧形態が維持され、現在でもその姿を見る事が出来ます。
善光寺
善光寺:本堂・国宝
長野(信州)善光寺は推古10年に本多善光が御告げにより難波堀江で金銅造阿弥陀三尊像が出現、それを郷里である麻績の里に持ち帰り安置したのが始まりとされます。御利益の噂が都まで届くようになると、皇極天皇元年勅願を受け白雉5年に長野の移り「定額山善光寺」の勅額を賜っています。本堂と厨子が国宝、山門と経蔵が国指定重要文化財、その他にも数多くの文化財を所有。
松本城
松本城:大天守閣・国宝
松本城は永正年間に築かれたのが始まりとされ、天正10年に小笠原貞慶が本格的に整備拡張しています。天正18年に石川数正が配されると跡を継いだ康長と共に松本城もさらなる整備が進み、この頃に大天守閣が完成しています。江戸時代に入ると松本藩が立藩し松本城には藩主藩庁が設置され領内の中心施設となっています。天守閣が国宝指定の他、城域が国指定史跡に指定されています。


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