源関神社(長野市松代町)概要: 源関神社は長野県長野市松代町豊宮田に鎮座している神社です。源関神社は諏訪氏の一族である関屋氏が平安時代後期に当地に移り住み信仰していた諏訪大社(信濃国一宮)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。明治17年(1884)からは御柱祭が7年に一度行われ現在まで伝統が引き続けられています。
現在の源関神社本殿には室町時代中期の応永12年(1405)の棟札(長さ106cm、上幅17.2cm、下幅16.3cm)が現存しており関屋市兵衛が本願主(棟梁:田中新左衛門)だった事がわかっています。本殿は一間社流造り、板葺きで丸柱(向拝は面取の角柱)舟肘木や妻飾り、木鼻、組物などに当時の技法が見られます。源関神社本殿は室町時代の神社本殿建築の遺構として貴重な事から棟札と共に昭和44年(1969)に長野市指定重要文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造板張り、向拝欄間部には龍、木鼻には獅子の精緻な彫刻が施されています。祭神:建御名方命、八坂刀売命、事代主命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-長野市教育委員会
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