長野市松代町: 大英寺

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概要・歴史・観光・見所
大英寺(長野市松代町)概要: 皓月山大英寺は長野県長野市松代町表柴町に境内を構えている浄土宗の寺院です。大英寺の創建は元和8年(1622)、真田信之が開基となり常福寺(現在の芳泉寺:長野県上田市)の含霊大和尚を招いて正室である小松姫(戒名:大連院英譽皓月大禅定尼)の菩提を弔う為開かれました。小松姫は元和6年(1620)に江戸から草津温泉に湯治に行く途中で死去し、近くにあった武蔵鴻巣の勝願寺に葬られ、その後上田の常福寺に埋葬されていましたが信之が松代藩に移封の際、松代城下にも小松姫を弔う寺院が求められた為、この地に改葬され御霊屋や鐘楼などが移されました(勝願寺、芳泉寺には現在も小松姫の墓碑が現存し分骨されたと伝えられています)。

小松姫は徳川家家臣本多忠勝の娘でしたが徳川家康の養女となっていた為(秀忠の養女とも)、大英寺は幕府からも庇護され朱印地100石が安堵され寺運も隆盛しました。江戸時代には何度か大きな火災にあい堂宇や寺宝などが焼失しましたが松代藩の藩費によってその都度再建されが明治時代に入ると真田家の庇護から離れ境内も縮小されました。

現在の大英寺本堂は寛永元年(1624)に建立され「萬年堂」と呼ばれた小松姫の霊屋を改装したもので木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行5間、梁間5間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、内部は極彩色で彩られた格式の高いもので真田家霊廟建築の中でも最も古く規模が大きい建物とされています。大英寺本堂は江戸時代初期に建てられた霊廟建築の遺構として貴重な事から昭和41年(1966)に長野県指定県宝となっています(附:板絵著色三十六歌仙図36枚−狩野隼人正筆、西台院寄進)。又、大英寺表門(切妻、桟瓦葺、一間一戸、四脚門)も霊屋の正門として寛永元年(1624)頃に建立された貴重な古建築物として同じく昭和41年(1966)に長野県指定県宝に指定されています。小松姫縁の寺宝も多く、小松姫の肖像画や念持仏だった阿弥陀如来像、お守りだった摩尼宝珠、本田家の家紋が施され姫が使用したと伝わる御膳、枕屏風などを所有しています。山号:皓月山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。

大英寺:写真

大英寺境内正面に設けられた歴史が感じられる山門
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大英寺山門から見た本堂へと続く参道 大英寺参道石畳みから見た本堂正面 大英寺 大英寺


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