日吉神社(青木村)概要: 日吉神社は長野県小県郡青木村殿戸神門に鎮座している神社です。周辺の敷地は平安時代より浦野荘とよばる日吉大社(滋賀県大津市)の社領だったことから祭神である大山咋命の分霊を勧請したものと推定されています。当初は大法寺近くの山王平に鎮座していましたが、後年現在地に遷座され、以来、浦野地区の総鎮守として崇敬され現在に至っています。現在の日吉神社本殿は室町時代中期に再建されたと推定される建物で五間社流造、見世棚造、こけら葺き、外壁は素木板張り、正面5間向拝付き、神社本殿建築としては長野県内では最大級で、平成2年(1990)に長野県の県宝に指定されています。境内の大杉は、推定樹齢300年以上、樹高約30m、幹周約5.3m、村を代表する大木である事から昭和62年(1987)に青木村指定天然記念物に指定されています。又、雨乞いに御利益があるとして、旱魃や日照りが農作物に影響を及ぼすと、集落を挙げて降雨祈願が行われていました。祭神:大山咋神。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(県宝日吉神社復元記念碑)-殿戸区
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