安良居神社(上田市)概要: 安良居神社は長野県上田市上丸子に鎮座している神社です。安良居神社は大鳥居には八幡宮の額が掲げられるなど源氏との関わりが強く平安時代末期、源氏の血を引く木曽義仲の挙兵の際、当社に戦勝祈願をしたと伝えられています。古くから上丸子区の氏神として信仰された神社で境内も広く社殿も整備されています。
安良居神社本殿は覆屋内部にある為普段は見ることが出来なく、案内板によると「・・・(前略)本殿の多くは彫刻を用いて社殿を飾ることが流行した江戸時代末期の建築で、諏訪の宮大工二代目、立川四郎富昌の作です。左右の脇障子の板に施された手長と足長のユーモラスな裸像や、柱に彫られた竜・唐獅子・ぼたんなどの美しい彫刻に飾られた小社殿です。上田市浦野の東昌寺鐘楼とともに、上田・小県地方の立川流建築の双璧であるといえます。 上田市教育委員会 」とあります。
安良居神社本殿は一間社流造、江戸時代末期の神社本殿建築の遺構として貴重で意匠や技術的にも優れている事から昭和47年(1972)に上田市指定有形文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行5間、梁間3間、正面1間軒唐破風向拝付き。祭神:譽田別命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-上田市教育委員会
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