諏訪湖(歴史)概要: 諏訪湖は長野県で随一の大きな湖で海抜759m、湖周15.9m、面積13.3km2、総貯水量 62,987,000m3を誇ります。諏訪湖は地殻が引き裂かれて生じた断層湖で、日本海側の糸魚川市から太平洋側の静岡市に至る大断層線である糸魚川静岡構造線と関東と九州はと結ぶ中央構造線との断層運動によって形成されたと考えられています。又、諏訪湖は周囲が山に囲まれ冬には凍った氷がせり上がるといった特殊な自然現象があることから信仰の対象となり湖畔には諏訪大社上社本宮、前宮、下社秋宮、下社春宮の4社が全国に広がる諏訪信仰の本社として崇敬されています。諏訪湖が全面凍結すると見られる「御神渡り」は諏訪大社上社祭神"建御名方命"(男神)が下社祭神"八坂刀売命"(女神)に会いに行った跡とも言われ、八劔神社の特殊神事の1つである御渡り拝観の神事では御神渡りの発生した日時や形姿を検分して本年の作柄・世の中の吉凶・気候雨量等の年占を行なっています。
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